今回、導入した新しいマッチングシステムは、グループ会社であるアデコ株式会社がAIをはじめとする最新のテクノロジーを駆使し独自開発したものです。AKKODiSの有期雇用派遣事業では、約10万人の派遣登録者がおり、これまで人手に依存していたマッチング業務の一部を自動化することにより、以下の点での改善を目指します。
(1)派遣登録者への仕事紹介と求人企業への人財の提案を迅速化
(2)派遣登録者と求人企業の条件や希望に沿ったマッチング精度の向上
(3)就業後の満足度と定着率の向上
上記の実現によりマッチングプロセスの大幅な時間短縮を行い、キャリア開発やスキルアップ、リスキリングの支援といった、派遣社員のキャリアに直結するサポートの強化に繋げ、有期派遣事業全体の強化を図ります。今回のシステム導入により、開発を手掛けたアデコ株式会社では派遣登録者と企業のマッチングに要している時間を年間78,800時間削減することを見込んでいます。
Adecco Groupは、日本を含むグローバル全体のAI倫理ガバナンスの指針として、2024年2月に「Responsible AI Principles」(責任あるAI活用のための原則)を発表しました。「Responsible AI Principles」は、Adecco Groupの事業におけるAIの使用と開発において、法令を遵守するだけでなく、倫理的で包括的、かつ公正であり続けるために制定されました。今回、Adeccoが運用を開始した新しいマッチングシステムも、「Responsible AI Principles」に則って開発・運用しています。
「Responsible AI Principles」(責任あるAI活用のための原則)について(英語)