「AKKODiS Award 2025」 イベントレポート
2026.02.09
4月11日、2025年度の功績をたたえる表彰式「AKKODiS Award 2025」が開催されました。当日の表彰の様子と「 AKKODiS of the Year 2025 」の受賞者インタビューを通じて、AKKODiSが体現する挑戦と融合(フュージョン)の姿をレポートします。
#Fusion Activators #AI活用 #DX推進 #業務改革

イベント概要
| 開催日 | 2026年4月11日(土) |
|---|---|
| 開催場所 | TOKYO NODE オンライン配信 パブリックビューイング(本社) |
「AKKODiS Award」は、ブランドの価値向上と「日本企業を、世界企業へ、現場変革から。」というビジョンの実現に向けた取り組みをたたえる表彰制度です。昨年は本社で開催されましたが、今年は虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEに会場を移し、オンライン配信やパブリックビューイング(本社)もあわせて実施しました。
受賞者は、自薦・他薦で集まったエントリーをもとに、社員投票や前年の実績を踏まえて選考を行い、社内での審議を経て決定されます。エントリーは個人・団体を問わず募集され、業務のなかで生まれた取り組みが対象となります。
今回は、56組のエントリーの中から、個人・団体あわせて27組が受賞しました。
AKKODiS Award 2025 表彰一覧

Fresh Breeze
業務あるいは事業活動全般において、模範となる活動をした新卒・未経験⼊社2年⽬までの社員に贈られます。
服部 勇気
「お客さまとの接点の最大化」と「迅速なレスポンス」という営業の基本を徹底し、早期に顧客やエンジニアとの信頼関係を構築。決定人数や商談件数、マッチング件数、業務打ち合わせ件数において新卒内1位を記録し、新規企業開拓や委託契約を実現しました。
曽川 隼人
顧客価値の最大化を志向し、 2年目ながらSS組織や他部署連携に対する課題へ主体的に挑戦し、連携文化の柱として協業を加速。全サービスラインを提供することで、派遣中心モデルから脱却し、Fusionを軸にした統合提案を実現しました。
濱野 杏衣
新卒2年目のみで構成されたチームをPMとして牽引し、Fusion Activators活動を推進。手順書の整備と業務の自動化によって属人化を解消し、対応体制を拡張しました。さらに工程削減や作業時間の短縮、ミスの抑止など、再現性のある改善活動を行える仕組みを構築しました。
中務 翼
300名規模の大規模プロジェクトにおいて、報告書の自動化や集計業務の効率化を主導し、年間192時間の工数削減を実現。主体的に業務領域を広げながら改善に取り組むことで、プロジェクト全体の運営効率向上に貢献しました。
鈴木 彩世
業務に取り組む一方、社内外の活動にも積極的に参画。産学連携のワーキンググループでは学生のビジネスコンテストに伴走し、初の奨励賞受賞へと導きました。さらに、DE&I活動や150名規模のイベントの司会など、挑戦を通じて可能性を広げる「新たな風」を体現しました。
キャリア新人賞
業務あるいは事業活動全般において、模範となる活動をしたキャリア⼊社2年⽬までの社員に贈られます。
小林 渚
テックコンサルタントからフュージョンデザイナーへの転向を決断し、前職での経験を生かして粘り強い営業力を発揮し2か月で1名の配属決定を実現。常にIntegrityを発揮し、明るいコミュニケーションを通じて信頼関係を築いてきた姿勢は、組織に前向きな影響を与えています。
久保田 温生
基盤DNSプロジェクトに参画後、短期間でシステム構成を理解し、詳細設計書の作成から検証までを担当。説明やレビューにおける手戻りを大幅に削減し、チーム全体の開発スピード向上に貢献したことで、次年度にはPLとしての活躍が期待されています。
田原 英明
事務局不在の状況下でもレビュー目標100%を達成し、PM育成とリスク管理を牽引しました。さらに顧客ロイヤルティ(rNPS)のスコアの獲得に加え、実体験にもとづくPM向け研修を開発。前向きな姿勢と豊富なアイデアで課題を乗り越え、プロジェクト推進に大きく貢献しました。
Top Engagement Team
エンゲージメントサーベイのスコアがもっとも高かった部門に贈られます。
ジョブ型部門 ICT本部 西日本事業部
月次の事業部長セッションを軸に、称賛の場づくりや施策背景・優先順位・期待値の共有を推進。当社のVision・理念と日々の現場アクションとを結びつけてきました。また、「指示する」のではなく「実行できる状態を整える」ことを重視したサーバントリーダーシップのもと、メンバー主導のプロジェクトを含む主体的な提案・行動の機会を拡大。具体的な承認・称賛の継続によって、主体性と成長が自然に引き出される文化の定着を実現しました。
テックコンサルタント部門 Prime Account本部 第2事業部
顧客との信頼関係構築とサービス満足度の向上を実現すると同時に、エンジニア一人ひとりのキャリアアップも並行して推進。プロジェクトを通じてPM登用や開発領域への挑戦機会を創出することで、社員のエンゲージメント向上にもつなげ、テックコンサルタント部門No.1の成果を獲得しました。
Top Client Satisfaction Team
顧客ロイヤルティ(rNPS)のスコアがもっとも高かった団体に贈られます。
Prime Account本部 西日本事業部
rNPS配信日におけるFDの行動を標準化し、全員で一斉に電話・メールによる回答促進を実施。日々の業務でも、FDと現場エンジニアが連携し、継続的な声掛けと進捗管理を徹底することで、NPS意識の定着とスコアアップを実現しました。
特別賞
特筆すべき成果や意義のある取り組みを実現した個人または団体に贈られます。
Azure Specialization取得プロジェクトチーム
Azure Specializationの取得を通じて、Microsoftとの連携体制を強化するとともに、標準化による品質向上や競争力の強化、そして社員一人ひとりのスキルが国際的に認められるなど、組織全体の技術基盤の強化につなげました。
厚生労働省・医療/介護DXプロジェクトチーム
マイナンバー連携や全国医療情報プラットフォームの創設支援を通じて、医療・介護分野におけるデータ連携基盤の整備を推進。業務の効率化と品質の向上を実現するとともに、データにもとづく政策立案や効果検証が可能な環境を構築し、持続可能な体制構築に貢献しました。
ABS AI-Project Aチーム
当初はAIに対して知識や経験がなく、不安や抵抗感を抱えていましたが、理解を深める中で業務効率化やスキル拡張に活用する視点へと転換。現在は、AIを実務に取り入れた価値創出につなげています。
DX Innovation
ローコードツールや生成AIなどを活用して、社内のDXを推進し、顕著な成果を上げた個人または団体に贈られます。
DX戦略プログラムチーム
中期経営計画の実現に向け、テックコンサルタントのスキル保有状況や将来のキャリアビジョンを整理し、Power BI(様々なデータを加工、視覚化するツール)を活用して可視化。これにより、人財配置や育成における判断をデータにもとづいて行える環境を整備しました。
キャリア基盤開発チーム
AIおよびローコードプラットフォームを活用し、現場主導型DXにより「ラストワンマイル」の業務改善を推進。AIを日常業務のツールとして定着させることで、短期間で高い利用率と大幅な時間創出を実現し、同時に社員の主体性と業務品質の向上にもつなげました。
Operation Management本部
バックオフィス業務の可視化と自動化・効率化を推進。年間KGI目標35件に対し46件の改善を達成し、年間669時間の工数削減を実現するとともに、ノーコード・ローコード開発プラットフォームの資格取得(PL-900)を通じて、市民開発の加速にも寄与しました。
社長特別賞
事業への貢献や組織への影響において、社長が特にたたえるべきと認めた個人または団体に贈られます。
D3案件リカバリーPM陣
納品遅延によりお客さまからの信頼が損なわれる状況に直面していたものの、半年間現地に常駐しながら立て直しに取り組み、最終的に納品まで完遂。課題から目を背けることなく、状況を率直に伝え、誠実に対応し続けることを徹底したことで信頼と評価を回復しました。
Fusion Activators
Fusion Activatorsを推進し、顕著な成果を上げた団体に贈られます。
YRP応援隊
O-RANエンジニアの育成に向けた提案を推進。アカデミーと連携して研修・カリキュラムを策定し、2025年3月には約1億円規模の業績貢献を見込むとともに、顧客満足度の評価において満点を獲得しました。
FusionTeam「One AKKODiS」
上層部とのリレーション構築を図ることで、組織全体を巻き込んだ提案活動へと発展させ、顧客への価値提供の領域拡大の合意に至るとともに、Fusion施策の一環として新たな研修の受注にもつなげました。
ICT西日本事業部 Cチーム
AIを活用したネットワーク機器の障害分析業務の効率化を推進。不具合情報の収集から報告書作成までを自動化し、作業工数や手戻りを大幅に削減しました。取り組みは顧客の他部署にも展開され、体制強化と新規案件獲得につながるなど、事業拡大へと発展しています。
お客さまとFusionをしたら…想像を超える凄いこと出来ちゃいました
専門分野における提案人財の不足といった課題を抱える中で、領域にとらわれない顧客最適の観点から、事業部や他本部を横断したFusion活動を推進。現場課題の把握から提案までを一気通貫で担うことで、顧客に対する提供価値の質を高めました。
Great Performance
AKKODiSの事業価値やブランド価値の向上に貢献した、個⼈または団体に贈られます。
SS×FD 共創チーム
SSグループによる商談同行を組織的な取り組みとして定着させ、相互理解と信頼を基盤とした連携体制を構築。その結果、組織としての一体感を高め、連携による提案力の強化を通じて新たな成果創出を実現しました。
Y社委託GDC連携検討チーム
お客さまからの依頼業務の一部をインドGDC(グローバルデリバリーセンター)へ切り出し、現地メンバー2名の稼働体制を構築。全社でも初の取り組みとして、グローバルリソースを活用した新たな運用モデルの確立につなげるとともに、売上創出による事業成果に貢献しました。
Prime Account本部 Customer Success事業部
テックコンサルタント主体の運営モデルへの転換を進め、Fusionの好事例創出やビジネスパートナーの活用に加え、提案品質の向上を推進。大型案件の受注につなげ、業績目標118%を達成するとともに、顧客満足度の大幅な向上を実現し、事業価値・ブランド価値の向上に貢献しました。
A&D M社プロジェクトチーム
新規配属の促進と支援拡大を推進し、請求単位の見直しなど運用改善も実施。昨年と同規模の新規配属を実現するとともに、Solution案件の受注につなげたことで、年間売上は前年比2倍を達成し、全社の売上・利益改善に大きく貢献しました。
S/C DNS委託チーム
2名体制という制約の中、複数のプロジェクトを同時に進める必要があり、社内外を巻き込みながら体制拡張を推進。13名で3つのプロジェクトを運営する体制へと拡張し、FY26には24名規模へと広げ、付随案件を含め数億円規模のプロジェクト推進を実現しました。
AKKODiS of the Year 2025
Fusion Activators、Great Performanceの受賞者の中から、もっとも輝いた個⼈または団体に贈られます。
ICT西日本事業部 Cチーム
挑戦をたたえ、次の前進を後押しする表彰式

受賞者の名前が読み上げられるたびに、会場からは大きな拍手が送られ、名前を呼ぶ声や掛け声も自然に上がりました。発表の瞬間には驚きや笑顔、自信に満ちた表情が次々と見られ、日々の取り組みがたたえられている実感が会場全体に伝わっていくようでした。
受賞者たちに共通していたのは、「自分一人の力ではない」という言葉です。同僚や上司、お客さまへと感謝の言葉が向かう先の広さが、AKKODiSにおける仕事の進め方そのものを表しています。「点と点ではなく、線としてつながっている」と語られたように、一人ひとりの新たな挑戦が顧客価値となり、それが組織全体のエンゲージメントへつながる循環が生まれています。
取り組みの文脈は異なりながらも、立場や専門領域を超えて連携し、それぞれの知識・技術を掛け合わせながら価値へとつなげていく姿勢は一貫していました。そうした実践の積み重ねこそ、Fusion Activatorsの考え方が現場に根付いている証といえます。
そして多くの受賞者が、受賞をゴールではなくスタートとして語り、次の挑戦を見据えた言葉が自然に続いていました。この場で生まれた熱量と気づきが、それぞれの現場へと持ち帰られ、次の取り組みへとつながっていく――個々の挑戦を支え、後押しするAKKODiSの文化を体現した式となりました。
「 AKKODiS of the Year 2025 」受賞者インタビュー

ここからは、「 AKKODiS of the Year 2025 」を受賞した取り組みを主導したチームリーダーの清水、営業の太田、事業部長の三嶋 に、取り組みの背景や意思決定のプロセス、そしてAI時代に人が果たす役割について伺います。
現場発の改善活動が、業務改革と事業拡大へと発展
―まずは、今回受賞された取り組みについて教えてください。
清水:今回の取り組みは、AIを活用したネットワーク機器の障害分析業務の省力化です。
私たちは、ネットワーク機器で発生した不具合の原因を調査・分析し、複数の企業へ報告する業務を担っています。品質・スピード・説明責任のすべてが求められる業務である一方、不具合件数の増加による工数の増大や、報告書仕様の違いによる品質・納期のばらつきが課題となっていました。
そこで、不具合情報や顧客情報などを自動収集し、AIを活用して報告書を自動生成する仕組みを構築しました。これにより、調査から報告までのプロセスにおいて、大幅な工数削減と品質向上を同時に実現しています。その結果、領域の拡大や体制強化にも波及し、事業拡大にまで発展しています。
―取り組みを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
清水:当初は、時間がかかっている作業を少しでも効率化したいという、自分たちの業務改善が出発点です。
テックコンサルタントからの相談をきっかけに、それまでExcelのマクロで対応していた処理を、より拡張性の高いPythonに置き換える形で改善に着手しました。その中で、さらなる効率化を実現するには、AIの活用やAPI連携が不可欠でした。
ただ、その領域はお客さまの承認が前提となるため、自分たちだけで進められる範囲には限界があり、そこで初めてお客さまに相談することになりました。
―お客さまへはどのように提案されたのですか?
三嶋:当初は現場課題の解決を出発点としていたため、一般的な提案書による正式な持ち込みではなく、お客さまとの定例ミーティングの中での雑談をきっかけにご提案を開始しました。
清水:当時、お客さま側でもAIを活用した取り組みを外部企業と進めていたものの、実運用には至っていない状況でした。その背景は認識していなかったのですが、私たちの取り組みをご相談したところ、お客さまの課題と重なる部分があり、その場で関心を持っていただくことができました。
その後、デモ版の出力結果を確認された際に、「他の部署でも活用できるのではないか」と評価いただき、複数部署への展開へと広がりました。
現場理解を起点にAIを実務へ落とし込む

―成果につながった要因は何だと考えていますか?
清水:一番の要因は、現場理解を前提にAIを活用できた点だと考えています。AIは有効なツールですが、ハルシネーションがある以上、そのまま業務に適用することはできません。
重要なのは「なにが正しくて、どこが誤りか」を判断できる現場の知識です。私たちのチームでは、必ず出典を確認し、現場を理解しているメンバーが最終チェックを行う運用を徹底していました。また、プロンプトについても、実際の業務を理解しているメンバーが設計することで、実務に適用できる精度まで引き上げています。
こうした現場理解にもとづいて、AIの出力を“使える形に整えていく”プロセスを回し続けたことが、今回の成果につながったのだと捉えています。
―今回の取り組みは、技術的な専門性が前提だったのでしょうか?
清水:必ずしもそうではありません。もともと私たちはインフラエンジニアであり、PythonやAIは専門外です。必要に応じて学び、AIツールや外部ツールを使いながら開発・改修してきました。
「技術をどう使うか」というよりも、「なにを解決するか」に重きを置いて取り組んだことで、業務に適用できる形まで落とし込めたのだと思います。
主体性を引き出す環境と連携が挑戦を前進させる

―専門領域ではない取り組みを通常業務と並行して進めるのは、難易度も高いと感じます。どのような体制で進めていたのでしょうか?
清水:開発のために特別な時間を設けたわけではなく、日々の業務の中で優先順位と役割を調整しながら進めていました。チーム内では「この作業はこちらで引き受けるので、その分開発を進めてほしい」といった形で柔軟に分担し、通常業務と並行しながら開発の時間を確保していました。
また、お客さまへの提案や調整は営業との連携が必要になるため、その部分は太田と私が担うなど、それぞれの強みに応じて役割を切り分けています。現場だけで完結させるのではなく、関係者と一体で進めることで、取り組みを前に進めてきました。
―取り組みを進める上で、どのような考え方を大切にしていますか?
清水:重要なのは、メンバーが主体的に取り組める状態をつくることだと考えています。業務改善は、本人の意思がなければ前に進みませんし、業務時間外で無理に進めるようなものでもありません。
そのため、会社や周囲が支援し、取り組みやすい環境を整えることが大切です。挑戦したいという気持ちを維持できるよう、無理なく続けられる形を意識しながら、状況に応じて役割や進め方を調整していました。
AI活用を高度化し、現場で価値を拡張していく次の挑戦

―今回の取り組みにより生まれた成果について、具体的に教えてください。
清水:今回の取り組みでは、2つの主要プロジェクトにおける約1,500件の障害分析案件を対象に、2025年7月〜12月の実績を、AI導入前の2024年同時期と比較しました。その結果、調査・障害分析の工数を約50%、報告書の手戻りやQAを約80%削減することができました。品質・スピード・コスト削減を同時に達成できた点は、お客さまからも高く評価されています。
特にお客さまからは、従来の想定対応規模が月60件程度・報告書作成までの範囲であったのに対し、私たちは月120〜160件の対応に加え、報告書作成から定例会議での報告までを担当しており、「プロジェクト全体で3〜4倍の効率化につながっている」とご評価いただいています。従来はお客さま社員の方が担われていた定例報告までを私たちが担うことで、社員の方々の負担軽減にもつながっています。
また、この取り組みはお客さま内の他部署へも展開されました。同じ業務量をより少ない人員で運用できる体制へ再編できたことで、従来8名体制で対応していたプロジェクトについても、4名体制での運用が可能となりました。
こうした成果を背景に、複数の新規プロジェクトもお任せいただけるようになっており、業務改善にとどまらず、着実な事業拡大につながっています。
現在は、対象業務の広がりにあわせて、当初の4名体制から段階的に体制拡充が進んでいます。
太田:新たなプロジェクトをお任せいただけた背景には、今回の成果もありますが、それ以上に、「課題に対して主体的に向き合い、解決しようとする姿勢が大きい」とお話しいただいています。これは、まさにAKKODiSが目指す、お客さまの組織と融合して価値を提供するFusion Activators活動そのものです。
―今後、どのような挑戦をしていきたいと考えていますか?
清水:今回の取り組みは、私たちのチームだけでなく、同様の運用業務にも展開できる事例です。まずは全社への展開を進め、より多くの現場で価値を発揮できる状態をつくっていきます。
一方で、今回は導入を実現した段階にすぎず、今後は実際に使いこなしていくための運用面の強化が必要です。AIの出力は使う人のスキルに左右されるため、次のステップとして運用設計やトレーニングの仕組みも整えていきたいと思います。
今回の取り組みを一過性のものにせず、継続的に価値創出につなげていくことで、次の挑戦や成果へとつなげていきます。
課題を起点に価値を生み出す、AI時代に求められる人の役割

―最後に、AI時代に求められる人の価値について、どのように考えているか教えてください。
三嶋:AIが急速に台頭するなかで、「これから人は何を価値として担っていくのか」。
その問いに、私たちは今まさに向き合っています。
私は、その答えは AKKODiSが大切にしてきたFusion Activators活動にあると確信しています。
AIは優れた分析や自動化はできますが、自ら課題を見つけることはできません。
お客さまと向き合い、信頼関係を築き、対話の中から言語化されていない本質的な課題を引き出す。
この役割は、人にしか果たせないものです。そして、その課題を起点に、仲間とともに解決までやり切る。
この一連のプロセスこそが、AI時代においても揺るがない、人だからこそ提供できる価値です。
私たちはこれからも、Fusion Activators活動を通じて、その価値を現場で体現し続けていきます。

ICT本部西日本事業部 事業部長 三嶋 純平
ICT本部西日本事業部SS第4G チームリーダー 清水 裕樹
ICT本部西日本事業部営業グループ 太田 雅輝
おわりに
今回の「AKKODiS Award 2025」を通じて見えてきたのは、成果そのものだけでなく、その背景にある取り組みや関係性までもが称賛されるあり方です。受賞者たちに共通していたのは、関わるすべての人に対して誠実に向き合い続ける姿勢でした。
現場の小さな気づきが事業成果へと発展したように、挑戦の起点に規模や役割は関係ありません。誠実に課題と向き合い、周囲と連携しながら前進する――そうした実践が、AKKODiSの現場では確かに積み重なっています。
※インタビュー内容、所属は取材当時のものです。
Fusion Activatorsとは
日常から現場までお客様と業務をともにするテックコンサルタントが、信頼関係と現場理解をベースに本質的課題を特定し、お客様とAKKODiS互いの資産を融合〈Fusion〉して現場改革を目指す、当社ならではのサービスです。


