「AKKODiS社内ハッカソン2025」 イベントレポート

2025年11月15日・22日の2日間にわたり、天王洲トレーニングセンターにて6年ぶりとなる社内ハッカソンを開催しました。全国から約80名の社員が集まり、17チームがMicrosoft Power PlatformやMicrosoft Copilotを活用した業務課題の解決に挑戦。部門を越えた「融合(Fusion)」から新たなイノベーションの種が生まれた2日間の様子をレポートします。

#Fusion Activators #生成AI #Power Platform #ハッカソン

AKKODiS社内ハッカソン2025イベントレポート

開催背景

AKKODiSは「日本企業を、世界企業へ、現場変革から」というビジョンのもと、現場と融合したスタイルでソリューションを生み出す「Fusion Activators」を推進しています。今回のハッカソンでは、社員が部門の垣根を越え、AIなどの先端技術を武器に本質的な業務課題の解決に挑みました。

イベント概要

■テーマ:「Hack the Future with Fusion Activators」~「日本企業を、世界企業へ、現場変革から」の実現のため、「身の回りの課題解決」「業務改善」に繋がるアイデアを実装する~
■開催日時:2025年11月15日(土)/ 11月22日(土)
■開催場所:天王洲トレーニングセンター
■参加者数:約80名(テックコンサルタント・営業・人事・採用担当 等)
■チーム数:全17チーム
■協力:株式会社Givery(司会・運営・審査)

 

Day1:アイデアソン&ハッカソン

AKKODiS社内ハッカソン2025Day1オープニング

1日目はガイダンスからスタート。午前中はアイデアソン、午後からはハッカソンを実施しました。9名のメンターが技術的なサポートを担当し、各チームのアプリ開発を支援しました。 メンバー3〜6人で構成された17チームは、まず自己紹介とチームビルディングを実施。初対面のメンバーもいましたが、ワークが進むにつれて緊張もほぐれ、笑い声が混じる活発なディスカッションが展開されました。

アイデアソンの流れ

  • 救いたい人を見つける
    どんな人がどんなことに困っているのか、チームで救いたい人を決定する。
  • 救いたい人を知る
    どうして困っているのかを具体的にイメージするためにペルソナを作成する。
  • 解決策を考える
    要件の優先順位を明確にして目標を設定。解決策を個人ワークで書き出す。
  • 最善のアイデアを選ぶ
    個人ワークの内容をチームで共有し、最も救えるアイデアを決定する。

AKKODiS社内ハッカソン2025Day1ワークショップ

午後からは各チームがアプリ開発に着手。開発スコープの話し合いやワークの練り直しを行いながら、それぞれのゴールに向けて真剣に取り組む姿が印象的でした。

 

Day2:成果発表

AKKODiS社内ハッカソン2025Day2発表1

2日目の午前中は、天王洲トレーニングセンターの全フロアを使いながら開発を継続。全チームがDay1とDay2の間にも情報共有・開発を実施しており、熱量が感じられました。午後からはいよいよ成果発表。全17チームが2ブロックに分かれ、1チーム10分(質疑応答含む)の制限時間でピッチを実施しました。限られた時間の中でプロダクトの概要、アーキテクチャ、工夫した点などが熱く語られ、審査員からは鋭い質問も投げかけられました。参加者も他チームのプロダクトに興味津々で、 会場全体にエネルギーが満ちていました。

AKKODiS社内ハッカソン2025Day2発表2

審査員​
審査を担当したのは以下の6名の皆さんです。

前田 拓宏(AKKODiSコンサルティング常務執行役員 兼 Global推進本部 本部長)
江尻 智行(AKKODiSコンサルティング常務執行役員 兼 Cleantech & Healthcare本部 本部長)
永峯 良平(AKKODiSコンサルティング執行役員 兼 Mobility本部 本部長)
和田 直也(AKKODiSコンサルティング People Development本部 本部長)
森 康真 氏(Givery 執行役員 兼 育成ソリューション事業部シニアプリンシパル)
川崎 恭平 氏(Givery 採用ソリューション事業部 AI採用プロダクト事業統括責任者)

各ブロックの審査を経て、決勝ラウンドへ進出したのは「コパ☆スターズ」と「チョコブレッド」の2チーム。参加者全員が見守る中、決勝プレゼンテーション&デモンストレーションが行われました。

社内ハッカソン2025審査員の和田と江尻

結果発表

最終ピッチの審査は、オーディエンスによる拍手投票と審査員審査を踏まえて実施。いずれも秀逸で、甲乙つけ難い結果となりました。

【優勝】チーム10「チョコブレッド」

社内ハッカソン2025優勝チームチョコブレッド

プロダクト名:「人事の問い合わせ対応を自動化」​

AIエージェントを活用した人事部門への問い合わせ対応の自動化ソリューション。依頼者がMicrosoft Copilotエージェントに直接問い合わせると、ナレッジを検索してエージェントが自動応答。未登録の内容については人事部へエスカレーションメールを送信する機能も実装。

<江尻さん講評>
コパ☆スターズさんのアイデアも素晴らしく、どちらを優勝にするかギリギリまで悩みました。最終的な決め手は「融合(Fusion)」。現場のテックコンサルタントだけでなくバックオフィス部門の社員も含め、いろいろな部署の人財が融合したからこそ、現場が必要とする影響度の高いものを創り上げることができたのだと思います。まさに私たちが目指す「日本企業を、世界企業へ、現場変革から。」を体現していただきました。

【準優勝】チーム1 「コパ☆スターズ」

準優勝コパ☆スターズ

プロダクト名:「備品おまかせエージェント★轟子」

AIエージェントによる備品管理・発注支援ツール。Microsoft Copilot Studioに与えるプロンプトを最小限に抑えて安定性を確保し、備品管理・貸出・上長への発注承認依頼・ベンダーへの発注メールなどを代行してPMO部門の負担を軽減するプロダクト。

<前田さん講評>
Microsoft Copilot Studioを使ってかなり短時間で市民開発されており、ユーザビリティ性にも優れています。今後、顧客の生産性を底上げしていける素晴らしいFusionだと感じました。

【審査員特別賞】チーム6 「なにわの郷(さと)」

審査員特別賞なにわの郷(さと)

プロダクト名:「Path Crafter」

キャリアプランやライフプランに悩む社員に向けたアプリケーション。目標に向けて今何をどうすべきか、RPG感覚で前向きなキャリアを描くための道筋や必要なスキルなどを分析・表示するプロダクト。

<Givery 川崎さん 講評>
RPG風の画面でキャリアの道筋が分析されて表示される素晴らしいアイデアです。誰もが悩む本質的な課題に取り組まれたことを高く評価しました。

【審査員特別賞】チーム3「ジャンプ・りぼん」

審査員特別賞ジャンプ・りぼん

プロダクト名:「モヤっとボタン」

会議で意思表示が難しい人向けのアプリケーション。ボタンを押すことで周囲に影響を及ぼさずモヤモヤした感情を可視化し、プレゼンターに説明不足や配慮不足を気づかせるプロダクト。

<Givery 森さん 講評>
言葉にできない感情、困った感をボタンを押して伝えるというのは、AIは発想できない、人間らしいアイデアだと思います。AIネイティブになりつつある今だからこそ、そのアイデアを形にされたところが素晴らしいと感じました。

 

優勝チームコメント

社内ハッカソン2025AKKODiS畠山 湧夢

参加のきっかけ

「昨年チームリーダー職に昇進し、Fusion Activatorsを推進していく立場として何をすれば良いか考えていたタイミングでハッカソンの案内が届きました。この機会にスキルを身につけて活躍したいと思い参加しました」
エンジニアから人事に異動して2年目。現場の声を聞きたい、人事も戦略的にDX化していく必要があると感じて、参加させていただきました」
「現場でMicrosoft Power Platformを使う機会はあったものの、実際にどう使うのかはわからなかったので、勉強してみたいという気持ちで参加しました」

印象に残ったこと

「Copilot Studioで自然なやりとりができることに驚きました。従来のChatbotをイメージしていたので、自然言語で悩みを解決できるのは大きな魅力です」
「 Microsoft Power Platform のフレームワーク自体がかなり完成されていて、それぞれのアイデアを入れることでこれだけ完成度の高いものが市民開発できることに驚きました。ローコード・ノーコードで開発できるため、開発自体は1日目にほぼ完了することができました」

苦労した点と解決策

「理解不足によりMicrosoft Power Platformの習熟に時間を要しました。また、Dataverseの参照フローの読み出しの失敗も発生。改善策として、フロー化して理解を深め、チームで議論を重ね、要点を擦り合わせることで、Microsoft Copilotや有識者から有益な回答を得られるようになりました。限られた時間の中で役割を明確にし、開発できたことが大きな自信につながりました」

チョコブレッド開発の様子

融合(Fusion)で感じた成長

「技術的なことはもちろん、それ以上にコミュニケーション力が磨かれました。ほぼ初対面のメンバーで話し合いながら、ひとつのものを創り上げていくことで、モチベーションアップや成長につなげることができました」
「異なる分野のメンバーが集まったことで、要件定義やプレゼン資料作成などで、自分にはなかった視点をたくさん得ることができて、とても勉強になりました」

今後の展望

「今回の経験を一緒に働いているチームメンバーにも共有したいと思います。自分でももっと勉強して、現場で融合(Fusion)を実践していきたいです」
「現場にいるテックコンサルタント、本社にいる管理部門のメンバーなどが混じり合った即席メンバーでした。これはお客さまにおいても同じ。Fusion Activatorsでお客さまと一緒に業務を改革し、チームAKKODiSとしての幅を広げていきたいと思っています」

AKKODiSハッカソンの今後の展望

社内ハッカソン2025AKKODiS和田直也

「我々がハッカソンに求めているのは技術的な成長だけではありません。さまざまな職種や立場の人と関わることで、新しい気づきを得て、人として大きく成長していってほしいと願っています。 来年以降は、オンライン参加も含めた多拠点開催にして、より参加しやすいイベントにしていく予定です。さらに、お客さまとも融合(Fusion)して、一緒に学べるようなハッカソンに発展させていきたいと考えています。ぜひたくさんの参加をお待ちしています」

社内ハッカソン2025参加チーム

おわりに

今回のハッカソンは、社員一人ひとりが持つ創造性と情熱を改めて実感できる素晴らしい2日間となりました。審査員や参加者を驚かせるようなアイデアがいくつも生まれ、まさに「Fusion Activators」を象徴する熱気あふれるイベントとなりました。AKKODiSは、今後も、Fusion Activatorsを通して、さまざまなお客さまとつながり、本質的な業務課題の解決に挑み続けます。

 

※インタビュー内容、所属は取材当時のものです。

Fusion Activatorsとは

日常から現場でお客さまと業務をともにするテックコンサルタントが、信頼関係と現場理解をベースに本質的課題を特定し、お客さまとAKKODiS互いの資産を融合〈Fusion〉して現場変革を目指す、当社ならではのサービスです。