「International Women’s Day 2026」 イベントレポート

2026.03.04

2026年3月4日に、国際女性デーに合わせた社内イベント「ここだけトーク 管理職って何しているの?」を開催しました。女性管理職が語る迷いや葛藤を含めた等身大の経験と挑戦を後押しするAKKODiSの組織づくりをレポートします。

#International Women's Day 2026 #女性活躍推進 #DE&I #キャリア形成

International Women’s Day 2026イベントレポート

開催背景

AKKODiSでは、管理職に占める女性の割合を10%以上に高める目標を掲げています。昨年実施した社内アンケートでは、「管理職が実際に何をしているのかわからない」「大変そうなイメージしかない」といった声が多く寄せられました。管理職の実態が十分に共有されていなかったことが、キャリアの選択肢として意識しにくい一因になっていました。そうした課題から、女性管理職の実際の働き方や迷い・葛藤を共有し、管理職をより身近に感じ、キャリアの選択肢の一つとして知る機会になることを目指しました。

イベント概要

開催日/th> 2026年3月4日(水)
>開催場所 AKKODiS田町本社、オンライン配信
テーマ こだけトーク 管理職って何しているの?​​
~女性管理職のリアルに迫る、日常・キャリア・葛藤・選択の裏側~
トークテーマ ・ジェンダーバイアス​​
・管理職になる前のイメージと現実
・管理職の具体的な業務内容
・ワークライフバランス
・「自分には無理かも」と思った瞬間
・管理職としてのやりがい
・Q&A

 

登壇者紹介

Y.O:総合化学メーカーや外資系コンサルティングファームなど、複数のグローバル企業において、19年にわたり幅広い人事領域の経験を有する。これまでに、企業文化変革、人事部門改革、戦略的人材マネジメント等、複数の変革プロジェクトをリードし、企業成長に貢献。
直近では、医療機器メーカーにて執行役員 人事総務本部長として人事戦略を推進し、日本のマネジメントメンバーおよびAPACリージョンの人事マネジメントメンバーの一員として、グローバル連携プロジェクトの導入を実行した

H.K: 2009年4月に新卒入社後、無線・ネットワーク分野を中心に、複数の通信系プロジェクトに従事。産前産後休業・育児休業を経てチームリーダーに就任し、その後グループマネージャーへ昇格。
現在は、複数の委託プロジェクトにおいてPMとしてプロジェクト推進を担うとともに、新規案件獲得に向けたプリセールスにも注力している。

Y.S: 2009年4月、新卒でITエンジニアとして入社。
サーバー分野を中心に複数のプロジェクトに従事し、プロジェクトマネージャーも経験。
その間、2度の産前産後休業・育児休業を取得し、復職後は時短勤務を活用しながら業務に従事。2021年には社内プロジェクトとして障がい者雇用プロジェクトを立ち上げ、2023年に同プロジェクトの組織化に伴いグループマネージャーに就任。
現在は、組織横断で障がい者雇用の促進に取り組んでいる。

A.N:2007年、給与担当として入社。
人事・労務分野での実務を経験した後、2016年より営業部門にてIT領域のクライアントを担当。2022年にグループマネージャーに就任し、2025年10月からは中途採用部門にて企画推進を担う。
これまでの人事・労務および営業領域での経験を生かし、採用施策の推進に取り組んでいる。

M.M:2017年にアデコへ新卒入社。
事務派遣領域の営業に従事し、リーダーを経て2023年に支社長へ就任。
現在は首都圏西事業本部 第2営業部 渋谷支社長として、組織マネジメントと営業戦略の推進に取り組んでいる。

 

女性管理職が語る「管理職の実像」

キャリアの歩みや日々の働き方について語るなかで浮かび上がったのは、役割に対する迷いや不安だけでなく、挑戦したからこそ得られたやりがいでした。

管理職になる前のイメージと現実

キャリアの選択肢として、当初から管理職を想定していない方も少なくありません。周囲にロールモデルが少ない環境では具体的なイメージを持ちにくく、責任の重さや働き方への不安から「自分には難しい」と感じることもあるでしょう。
しかし、実際に役割を担うことで、業務の進め方や時間の使い方に裁量が生まれ、自らコントロールできる範囲は広がります。管理職に対するイメージと実態の間にはギャップがあり、経験を通じて初めて働きやすさに気づくケースも多くあるのです。

International Women's Day 女性管理職が語る「管理職の実像」

管理職の具体的な業務内容

管理職の業務は多岐にわたり、目標設定や計画策定、メンバーの評価・育成、他部門との連携など、組織として成果を出すためのマネジメントを担います。
その中でも重要とされるのが、メンバーとのコミュニケーションです。意図を伝えたつもりでも、受け手との認識に差が生じることはあります。そのため、どのように受け取られているかまで意識することが求められます。
さらに、管理職になることで、組織全体の動きや意思決定のプロセスに関わる機会も増え、より広い視点で業務を捉えられるようになる点も特徴の一つです。

ワークライフバランス

ワークライフバランス

仕事と生活の両立を、常に理想的な形で実現することは容易ではありません。完璧にこなそうとするほど、負担は大きくなります。うまくやろうとする意識そのものを手放し、外部サービスを活用するなど、現実的な手段を取り入れることも一つの方法です。
働き方や生活スタイルに正解はありません。自分に合ったワークライフバランスを模索しながら、無理なく続けられる働き方を見つけていくことが重要です。

International Women's Day ワークライフバランス

管理職としてのやりがい

管理職のやりがいとして、メンバーの成長を間近で見られることが挙げられます。マネジメントを通して個々の意識や行動に変化が生まれ、組織の成果につながっていく過程は、個人で目標を達成するのとは異なる手応えをもたらします。
意見をぶつけ合いながらチームとして前進する経験や、メンバーの可能性が広がる瞬間に立ち会えること。こうした体験の積み重ねが、マネジメントを続ける原動力になっていきます。

 

「管理職をもっと身近に」

今回のイベントを企画されたお二人に、お話を伺いました。
Cloud & AI Solution本部Cloud & AI事業推進部Partner Allianceグループ 川口理沙
People Success本部Planning & Operations部System & Analysisグループ 成田里美

AKKODiS 川口理沙

―イベントを終えて、どのような手応えを感じましたか?

川口:登壇者の皆さんから、管理職としての迷いや葛藤も含めた等身大の経験が語られたことに、大きな意味があったと感じています。もともと今回のイベントでは、きれいな成功談だけを伝える場にはしたくないと考えていました。
実際の体験を通じて語られる言葉には説得力があり、管理職の仕事や役割をより具体的にイメージできる時間になったのではないかと思います。

成田:管理職の方々は、きっと私たちが想像する以上に幅広いマネジメント業務を担っているのだと思います。ただ、皆さんとても生き生きと働いている姿が印象的でした。
「大変さの先に、それを上回るやりがいや手応えがある」そうした姿を知ることで、管理職の見え方が少し変わった参加者も多かったのではないかと思います。

―特に印象に残ったことを教えてください。

成田:私自身、これまで管理職というと「常に正解を持ち、迷いなく判断できる人」というイメージを持っていました。
しかし皆さんの話を聞くなかで、その印象は大きく変わりました。どれだけ経験を重ねても壁に直面することはあり、迷いながらも決断し、前に進み続けている。その姿がとても印象的でした。

川口:登壇者の話のなかでは、管理職になったことで仕事の裁量が広がり、時間の使い方を主体的にコントロールできるようになったという声や、メンバー育成にやりがいを感じているという話もありました。
今回のイベントを通じて、管理職という役割の多様な側面があることが伝わったと同時に、挑戦したからこそ見える景色があるのだと、強く感じました。

「まずは知ること」から始まるキャリアの可能性

AKKODiS 成田里美

―今回のイベントを通して伝えたいメッセージをお願いします。

成田:管理職に対して抱かれがちなイメージは、私たち自身が抱いている固定概念なのかもしれません。実際には働き方は人それぞれであり、自分らしいマネジメントを実践している方も多くいます。
不確実性は大きく感じられることがあります。だからこそ、まずは“知ること”が大切です。今回のイベントが、一人ひとりのキャリアの可能性を考えるきっかけになっていれば嬉しく思います。

 

挑戦を後押しする組織文化

ファシリテータ―として登壇者された取締役 兼 People Success本部 本部長 奥田幸江に、お話を伺いました。

AKKODiS 奥田幸江 女性管理職が次のステージを描ける組織へ

―女性管理職の比率向上を推進するなか、現状をどのように捉えていますか?

私が着任して以降、女性管理職に関する「啓蒙する」フェーズは一定進んできたと感じています。実際にチームリーダーやマネージャー層の女性比率は着実に上がってきました。一方で、部長以上の女性比率の向上はまだ大きな課題です。
特にマネージャーの先のキャリアを選択肢として描けている人が少ないことに課題意識を持っており、マネージャー昇格のタイミングで、部長という次のステージも現実的な選択肢であることを意識してもらうようにしています。
今回のイベントを通じて、管理職という役割の多様な側面があることが伝わったと同時に、挑戦したからこそ見える景色があるのだと、強く感じました。

―具体的な施策についても詳しく教えてください。

まずは、昨年から実施している選抜研修です。グローバルプログラムや国内の選抜研修を通じて、リーダーに求められる視座や意思決定力を体系的に学ぶ機会を用意しています。単なるスキルではなく、「どう考え、どう動くか」という型を身につけてもらうことを重視しています。
また、組織の評価視点が入らない社外メンタリングや、経営層によるスポンサリングなど、より広い視野から成長を後押しする仕組みづくりも検討しています。
さまざまな視点や経験に触れながら、自分なりのリーダー像を形づくっていく。そのプロセスこそが、キャリア形成において重要だと感じています。

挑戦が歓迎される組織文化

―将来はどのような組織に進化させたいと考えていますか?

お客さまから「最近のAKKODiSの社員は生き生きしているよね」「本当に楽しそうに仕事をしているよね」と自然に言っていただける状態です。それは、長年お付き合いしてきた安心感ではなく、新しく加わったメンバーにまでカルチャーがにじみ出ている状態を目指したいです。

―その進化を実現するために、組織としてどのような変化が必要ですか?

組織が変化し続けるためには、挑戦を歓迎し、多様な視点を受け入れる姿勢が必要だと考えています。小さな失敗を早く経験し、そこから学び次につなげられれば、それは失敗ではありません。挑戦が当たり前で、失敗を次につなげられるプロフェッショナル集団でありたいと思います。

AKKODiS 奥田 AI時代に求められる人材

AI時代に求められる、周囲を巻き込み前に進む人財

―テクノロジーが進化する今、どのような人財が求められていくと考えていますか?

AIが膨大な選択肢を提示する時代になり、意思決定の質やスピードが競争力になります。 そこで求められるのが、巻き込み力と人間力です。「この人が言うなら一緒にやってみよう」と思ってもらえることは、AI時代だからこそ重要になります。​​
自分の言葉で語り、周囲を巻き込みながら、まずは形にする。そこから改善を重ね、挑戦を止めない人こそが、正解のない時代に新しい価値を生み出せる人財だと思います。

―AI時代における管理職の役割や面白さは何だと思いますか?

AIが進化しても、「どれを選び、なぜそれを選ぶのか」を決めるのは、まだ人間の領域です。多くの人の知見や経験を持ち寄り、最後に人間が決断することで、1+1を2以上にする化学反応が起きます。そこには必ず「人の感情」が介在します。​​
チームやお客さまと「一緒にやろう」と言えた瞬間に、組織は一気に動き出します。その推進力を生み出すことこそが、管理職の役割であり、面白さだと思います。

―最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

AKKODiSは創業当時からの「ベンチャー魂」、新しいことに挑戦する精神をDNAとして大切に持ち続けています。​​
本日登壇した彼女たちも、多くの挑戦を重ね、悩み、失敗し、誰かの助けを得ながら壁を越えてきました。今回のイベントが同じように、誰かの次の新しい一歩につながればと思います。​​
経験が成長の糧となり、やがてお客さまや社会への価値につながっていく。 AKKODiSは、そうした挑戦の連鎖が自然に生まれる組織であり続けたいと考えています。

 

おわりに

International Women's Day2026登壇者と参加者

今回のイベントでは、女性管理職の経験を通して、管理職というキャリアの実像が共有されました。迷いや葛藤を抱えながらも挑戦を重ねることで、新しい可能性が広がっていくことが伝わる時間となりました。​​
キャリアの道のりは一つではありません。選択肢を知ることで、次の一歩の見え方は大きく変わります。​​
AKKODiSでは、社員一人ひとりが自分らしいキャリアを描き、挑戦できる環境づくりを進めていきます。

 

※インタビュー内容、所属は取材当時のものです。