ドイツの送電システム運用会社:エンジニアリング・プロセスで送電サービスを改善

ドイツの送電システム運用会社

クライアント
ドイツの大手送電システム運用会社
業界
電気
支援内容
送電サービスの改善プロジェクト支援
プロジェクト概要
ドイツで最大の送電システム運用会社(TSO)は、24,000キロメートル以上の高圧接続と5,700人の従業員により、4,200万人のエンドユーザーへの確実な電力供給を実現しています。オランダの高圧送電網を管理し、2020年の年間売上高は45億ユーロに達しました。
クライアントは既存の150kV分波器を交換し、コンポーネントを追加するプロジェクトをAKKODiSと実施。高電圧接続の停止を最小限に抑えながら新しい鉄骨構造を設計し、プロジェクトを完了しました。
  • 抱えていた課題
    —既存の分波器交換とコンポーネントを追加に際し、新しい鉄骨造と基礎を設計する必要性
    —高電圧接続の停止を最小限に抑え、データベースから適切な情報を探し出す必要性
  • AKKODiSの取り組み
    —エンジニアリング・プロセスにおいてコンサルテーションの実施。作業パッケージを提供
    —一次図面、二次図面、施工図、計算書、多くの付録を含む精巧なワークパッケージを提示
  • プロジェクトの成果
    —全ての関連文書を収集し「as-built」としてアーカイブ化、一次工事書類と関連するすべての記録も納品
    —クライアントのパラメータと基準に従い、新しい鉄骨構造の設計と計算を実現
 

抱えていた課題

 

分波器交換とコンポーネント追加を適切に実施するプロジェクト

今回のプロジェクトは、既存の150kV分波器を交換しさらにコンポーネントを追加する工事です。これを可能にするために新しい鉄骨造と基礎を設計する必要があり、合わせて二次側システムも適合させなくてはなりませんでした。また高電圧接続の停止を最小限に抑えながらこの工事を実施し、クライアントのデータベースから適切な情報を探し出す必要がありました。

 

AKKODiSの取り組み

 

新しい鉄骨構造の設計を実現し送電サービスを改善

AKKODiSは、2018年からオランダ西部にてクライアントの保守・保全プロジェクトにおけるエンジニアリング作業を実施しています。これまで主に、予防的および修正的な作業、既存の380kVおよび150kVインフラ内の一次および二次コンポーネントの連続交換といった小規模なサービスを提供しています。

今回の大規模なプロジェクトでは、まずアクションプランを作成しコンサルテーションを実施。一次工事と二次工事を含む作業パッケージを提供し、最後にトレーニングの後、全ての関連文書を収集し「as-built」としてアーカイブ化しました。

このプロジェクトには2つのフェーズがありました。1つはスコアレポート、もう1つは作業内容、一次図面、二次図面、施工図、計算書、多くの付録を含む精巧なワークパッケージを提示することです。作業が完了したら、必要な書類をすべて完成させます。二次データは、電気系ドキュメントの効率的な作成ツールであるELCADで作成します。最終的には、一次工事書類と関連するすべての記録も納品します。AKKODiSはクライアントのパラメータと基準に従い、新しい鉄骨構造を設計と計算を実現しました。

【使用技術】
・Autodesk
・AutoCAD
・SOddDWORKS
・Adobe
・Microsoft Office
・SCIA
 

プロジェクトの成果

 

「First Time Right」でクライアントの目的を達成

AKKODiSのプロジェクトのうち、95%は「FTR(First Time Right)」のコンセプトに従って提供されています。これは、エンジニアリング・プロセスにおいて、クライアントに適切な質問をし、さまざまなシナリオを議論することで達成されました。クライアントは通常「FTR(First Time Right)」アプローチに従って行われているプロジェクトの割合によって、パートナーの評価を行います。

コンサルティング

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